今月、ご紹介する写真はカーメーカーのプレス工場でプレス用金型を吊上げている写真です。同工場ではツインパススリングを採用して約1年になりますが、従来使用していたワイヤーロープの作業と比べ軽く柔軟でキンクしないツインパススリングでの玉掛け作業は、容易で作業効率が向上したと喜んで頂いております。
この会社の親会社では約5年前よりツインパススリングを使用して頂いておりますが、ワイヤーロープよりイニシャルコストは高いものの定期的な点検を実施することで、作業の安全性を確保しながら、効率・使用期間等を踏まえたランニングコストが低減したと評価を受けております。
金型を吊上げる場合、突起物やエッジからツインパススリング本体を守るため、下記写真のようにアーマーウエアパットやピン部パットを装着しておりますが、同社では、より安全に使用するためにエッジ部のRを大きく取ったり、スリングがボルト溝にはまり損傷しない様に溝を塞ぐ等の工夫をしています。